【ゼロから始めるChatGPT】#2 生成AIでイラストを作成してみた

こんにちは、高橋清子です。

近年、AI技術の進化は想像を超える速度で進んでいます。
特に、テキストベースのAI、OpenAIのChatGPTが注目を集めています。
しかし、ChatGPTの能力は、単なるテキスト生成にとどまりません。今日は、ChatGPTを使って「絵を描く」という、驚くべき機能に焦点を当ててみましょう。

0から始めるChatGPT#1を読む

ChatGPTは、人間のように会話ができるAIです。
自然言語処理を駆使し、質問に対する答えを生成したり、クリエイティブな文章を書いたりすることができます。しかし、その能力は言葉に限られていたわけではありません。

OpenAIによって開発された他のツール、特にDALL·EというAIモデルを利用することで、イラストの生成が可能になります。
DALL·Eはテキストの記述を受け取り、それに基づいて画像を生成する技術を持っています。
このように、ChatGPTを介してDALL·Eに命令を出すことで、テキストに基づくイラストを作成することができるのです。

ChatGPTは、最新のアップデートにより、ユーザーが提供するテキストの記述に基づいて絵を描く能力を獲得しました。
これは、テキストをビジュアルアートに変換するという、全く新しい形の創造性を示しています。

ユーザーは、例えば「静かな森の中の小さな家」といった具体的な描写をChatGPTに伝えます。

すると、AIはその説明を元に、独自の解釈でビジュアルイメージを生成します。
このプロセスは、AIがテキストからビジュアルの要素を解析し、それを組み合わせて新しい画像を創出することに基づいています。

静けさと自然の美しさを見事に捉えています。森の中に佇む小さな家は、素朴で魅力的であり、周囲の木々と緑に囲まれた落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
ChatGPTによる絵の描画は、アーティストやデザイナーにとって新たなインスピレーションの源泉となり得ます。AIが生成したビジュアルは、人間の想像力を刺激し、新しいアイデアやコンセプトの創出に寄与することができます。

イラスト生成AIを使用する際には、以下の点に注意が必要です。

1. 著作権と使用許可: AIによって生成されたイラストは、元のテキストや他の作品から着想を得ている可能性があります。そのため、商業利用や公開前には著作権の問題に注意し、必要に応じて使用許可を得ることが重要です。
2. 倫理的配慮: 人物像や特定の文化的要素を含むイラストを生成する際には、感受性や倫理的配慮を忘れないようにしましょう。不適切または不敬な内容を避けることが肝要です。
3. 品質と精度: AIが生成するイラストは、必ずしも期待通りの品質や精度を持っているとは限りません。実際の用途に合わせて、手動での修正や調整が必要な場合があります。
4. データプライバシー: 特に個人の肖像を元にイラストを生成する場合、プライバシーに配慮し、関係者の同意を得ることが大切です。
5. 技術的な限界: 現在のAI技術には限界があり、特定の複雑な指示やニュアンスを完全に理解することができない場合もあります。リアリスティックなイラストや高度な芸術作品を期待する場合は、人間のアーティストの協力も検討するとよいでしょう。

「Explore」または「エクスプローラー」とは、ChatGPTの機能や応答スタイルを探索し、実験するためのインターフェースまたはスペースを指します。
ユーザーはExploreを通じて、ChatGPTの様々な側面を試し、異なるタイプの対話や応答を体験することができます。

ChatGPTによる絵の描画は、AIと人間の創造性が融合する、新しいアートの形態を示しています。
これは、AI技術が私たちの日常生活やクリエイティブな作業にどのように影響を与えていくかの一例に過ぎません。未来は、さらに多くの可能性を秘めています。

現在、絵柄の固定とプロンプト作成に関する勉強に励んでいます。
この学びを活かし、今後もAIとアートの融合に関する有益な情報を共有していきたいと思います。